家の購入を考えた際に気になるのが、建物の寿命です。何事も寿命には逆らえません。しかし、ちょっとした日々の工夫で長持ちさせられたり、きれいな状態を保てたりと、自分自身でできることも非常に多くあります。そこで今回は、建物の種類別に寿命を分かった上で、長持ちさせる秘訣もご紹介していきます。今後のマイホーム生活において必須の情報になりますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.一戸建て住宅の寿命
まず、種類別に一戸建て住宅の寿命を見ていきましょう。住宅には、木造住宅と鉄骨やコンクリート住宅の2種類があります。寿命を知っておくことで適切なリフォームの時期なども見極められますので、ぜひ参考にしてみてください。
1-1.木造住宅
よく「木造住宅は30年」といわれますが、これには少し語弊があります。というのもこの数字は、まだ住める住宅を建て替えたり、壊して更地にしたりした住宅の築年数も含んで算出されています。
そのため、本来の日本家屋などの寿命は30〜80年ほどです。みなさんのなかにも、「実家やおじいちゃんおばあちゃんの家はもう40年近く建っているけど何の問題もない」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。柱や梁が腐ってしまったりすることがなく、乾燥した状態が保たれていれば木造住宅も十分に長く住めるのです。
1-2.コンクリートや鉄骨住宅
次にコンクリートや鉄骨住宅です。こちらは一般的に木造住宅よりも寿命が長いとされており、40〜90年ほど活用できます。さらに適切なリフォームやリノベーションでより寿命を延ばすことも可能です。博物館などの文化的な建築物にコンクリートが使われているのはこのような理由があります。
2.どのように寿命を延ばせばいい?
冒頭でも説明したように、日々のちょっとした工夫や適切なリフォームや建て替えによって、家は非常に長く住めるのです。ではその具体的な方法を、この項目で確認していきましょう。
2-1.こまめな掃除もかねた点検
非常に基本的なことですが、こまめな掃除がおすすめです。とくに水回りはできるだけ乾燥させ、湿気のない風通しの良い状態を保っておくよう心がけましょう。水回りの排水や配管のつまりなどをそのままにしておきますと、次第に木を腐らせてしまう恐れがあります。
また、物を多く持たないのも大切な一つの取り組み。単純に、家も重い荷物を抱え続けていると地盤が緩んだり重みに耐えきれなくなったりと、さまざまな部分に支障をきたします。
このようなこまめな清掃や片付けのなかで、家の点検を日々行いましょう。「ここにヒビが入っている」「今まで気づかなかった色あせが見える」など、以外に家のSOSを見つけられるかもしれません。
2-2.適切なメンテナンスやリフォーム
外観の変化などの他にも、家族が増えたり2世帯になったりと、将来的に考えられる適切なリフォーム時期があるはずです。これを機に、将来必要になるリフォームの時期を見極めておきましょう。また、リフォームだけでなくちょっとしたメンテナンスだけでも、住宅のプロに見てもらうだけで建物は寿命を延ばせるのです。早期に対処できた場合は、より費用を抑えられ建物の長持ちにもつながります。
2-3.業者選びでミスをしないよう注意
このように、住宅はリフォームや建て替えが必要になる時期があります。そのため、大手ハウスメーカーや実績のあるパワービルダー等は定期点検やアフターサービスが充実しています。24時間電話対応が可能な場合もありますので、すぐにリフォームが必要な場合にも安心です。気軽に相談して自宅をケアしてもらいましょう。
3.種類別リフォームをするべき部分と年数
この項目では、将来的にどのような部分をリフォームすべきか、またその適切な年数をご紹介します。一覧にまとめましたので以下をご覧ください。
『外壁』 ・・色あせやヒビ割れが見られる場合。塗装の種類にもよりますが、15年に1回は必須
『屋根』・・ どのような種類でも、10年に1回は点検が必要。取り替えは物によっては30年単位でもOK
『バルコニー』 ・・ひび割れや色あせがあった場合には早急に。防水や塗り替えは10年に一度
『フローリング』・・ 見た目が気になった場合には修復。耐久年数は幅広く、踏んだ際にきしむようになれば必ず張り替えが必要
『水回り』・・水漏れや配管のつまりなど予兆が見られる場合。5〜10年くらいの短いスパンでの点検がおすすめ
4.まとめ
今回は建物の寿命や、建物を長持ちさせる秘訣を紹介しました。今日から始められる対策もありますので、ぜひ実践してみてください。また、将来のリフォームに向けて、金銭面などさまざまな準備を進めておくことで今後がよりスムーズになります。不安な点はその都度プロの業者に相談しましょう。
私たち「ハウス壱番館」は、川口市とさいたま市緑区にお住いのみなさんのマイホーム購入をサポートしています。マイホームを検討している方はもちろん、「まず何をすればいい?」「耐久年数や寿命を知りたい」というちょっとした疑問でも、お気軽にご相談ください。公式HPやお電話より承っております。